スティーブ・ジョブズ。iPhone「4S」は「For Steven」だとも・・・。 [時事ニュース]
スティーブ・ジョブズ。
・・・すごい人が亡くなってしまいましたね。
パパさんが社会人になって最初に関わった仕事が、DTP(デスクトップ・パブリッシング)関係でした。
わかりやすくいえば印刷業界のお仕事です。
バブル真っ最中の、1988年ごろ。
印刷業界は、それまでのいわゆる「活版印刷」・・・「版下」というものを作ってから印刷機にセットして印刷する、という手法から、コンピューターで印刷画面を作り上げて そのまま印刷機へという、すごい技術革新が起こっている真っ最中だったようです。
まだ街中に 印刷やさん、という職業が成り立っていた時代。
(たくさんの漢字のはんこが並んだケースから、職人さんが一文字ずつ拾い出して並べて がちゃん、がちゃん。と印刷して名刺とか作ってた光景・・・知ってるのは40代以上かなぁ?)
そんな時代に、版下要らずで 画面上で写真や文字の大きさを変えながら版面をデザインできるというのは とんでもなく画期的なことだった。と、パパさんから聞いたことがあります。
(印刷の締切時間が飛躍的に延ばせるわけですよ。それまでは、一度版下作っちゃったら、それから作り変えたら刷り上り時間に間に合わないわけです。たとえばチラシだったら、朝新聞屋さんに運ぶためには深夜*時までに刷り上らないといけない、って縛りがあるわけですから、夜9時までには版下仕上げますよー、それ以降は一切変更ききませんよー。って感じだったのが、印刷機にかける直前まで内容を変更できるようになるわけですから。革命的なことだったのです。)
そんな時代の 印刷業界には、もちろんたくさんのデザイナーさんがいて。その人たちが、一様に褒め称えていたのが、りんごのマークの四角い箱=Macintosh。そう、Macだったわけです。
パソコン上で絵がかけて、修正も自由自在なんて、それまで紙にアナログな方法で描くしかなかったんですから、ほんとに大革命ですよね。
一度、休日出勤するパパさんにくっついて 職場にお邪魔したことがありまして^^;
(もちろん、任意で会社に行っただけ、休日に職場に顔を出したというレベルの出社ですよ!)
デザイナーさんたちが これで遊んでいいよ、って Macを使わせてくれたのですね。
今で言えば Windowsに入ってる「ペイント」のようなソフトを開いてくれたんだと思うのですが、
それが、私とMacとのはじめての出会いでした。
マウスを持つのもはじめてで、まっすぐの線をひくのも一苦労。
おやすみの日とはいえ 一応仕事をしている雰囲気の皆さんに「あの~、日本語入力はどのように・・・」なんて聞くのも申し訳ないし、あちこちいじって壊すのも心配で、与えられた環境で精一杯 お絵かきしました(笑)
何描いたかって?・・・ふふふ。
「かわいいコックさん」を ひとつずつ 描きました。
「BOU GA IPPON ATTA TOSA」とローマ字で書いて、
マウスで横棒を うにゅーっと描いて。
つぎに「HAPPA KANA?」と書いて、
マウスで上下に曲線をぐりんぐりんと描いて。
ありゃ曲がった、やり直し、ありゃ最後が横棒と合わなかった、やり直し・・・。
・・・という調子で、小一時間はかけて 描きましたねぇ。
けっこう楽しくてね。夢中になりました。
できあがったのを見て パパさんが感動して 思わず印刷してました(笑)
・・・当時19歳になりたてでしたから、まったくの素人にしては割と早くMacの存在を知っていたことになります。
パパさんはそんなわけなので職場に常にMacがあり、ウィンドウズ95が世に出るよりずっと前から、パソコンでテトリスとかしてたそうですよ(笑)お昼休みにデザイナーの人とテトリス対決~!なんてやってたそうで。
今の人からしたら、PCでゲームなんて 携帯でメールを送受信できるのと同じレベルの「あたりまえにできること」でしょうが、あの頃はそうですねぇ・・・今のノートパソコンよりでかい車載電話が、めずらしかった頃です。ポケベルが世に出るのが、私が社会人になってからですから・・・。
スティーブ・ジョブズ氏。
そこらへんのおばちゃんが、当たり前のようにパソコンを操る世界を作りたい、と言っていたそうです。
Macから、iPod、はてはピクサーで映画まで作って・・・。
間違いなく世界史に名を残す偉人が、世界中から惜しまれて 亡くなってしまいました。
それにしても。
おそらく世界で一番お金持ちであった彼をもってしても、「癌」に勝つことができなかった。
コンピュータの世界は、彼の出現により、こんなに飛躍的に進歩したのに、
医学の進歩は 残念ながらそこまでいかなかった、ということでしょうか。
いや、医学のいろんな方面では 日進月歩で技術が進歩しているのは間違いないですが、癌という病気は・・・早期発見しない限り、やはり死に直結してしまうというのが まだまだ現実なのですね。
いつの日か、医学界にも、スティーブ・ジョブズ氏のような天才があらわれて、
「病気を見つけようと思わずとも、誰もが自動的に健康な体でいられるようなシステム」を作ってくれるでしょうか。
食器についた唾液や便器の尿から異常を即時に察知して、自然に薬が届いたり、メールで忠告が届いたり?
そんな、星新一の小説のような世界が 100年待たずして 当たり前になっているかもしれません。
だって、携帯もインターネットもなかったあの時代、まだほんの20年前ですよ?
50年もしたら、癌が風邪と同じように治せる時代になっているかもしれません。
稀代の天才の早世を惜しみつつ、次なる天才の出現を待ち望みたいと思います。
残念ながら、私は凡人でしかないようなので・・・・・・・ははは。^^;
ジョブズ氏のスピーチを、さっき(ほんとに)知りました。
(このHPは詳しいので、お時間があれば是非最初から読んでみることをおすすめします)
http://tsukuba2011.blog60.fc2.com/blog-entry-428.html
私は、最後のほうの「心と直感に従う」が一番!です。
そうやって、周囲の思惑(あたりまえ~の人生を歩め!という)にのらずにやってきたので。
新卒ではいった(一応)安定した職場を2年ちょっとで飛び出すときも、転職先を決める時も、すべて自分の【直感】だけで決めてきました。
ジョブズのこのスピーチで、なんか、自分自身、自分のことを納得できたような、不思議な心境になりました。
。。。ま、私の人生訓は脇においておきまして。。。
カリグラフィ。
20代前半、とある作品展に『偶然』行き合わせて、そのあと教わるところも『偶然』新聞の小さい広告で見つけて、
3,4年没頭してました(^O^)
週末はアパートにこもって字を書く生活。
ちょっといきづまったこともあって、講師になるとか
そういう段階にはいたらず、離れました。
何かに役にたったか?といわれると困りますが^_^;
数回、「実は私の隠れた特技(*^_^*)」みたいに
専用マーカーでカードなぞ書いてさしあげて、
喜んでいただけたことはありました。
それぐらい?
by ぶどうぱん (2011-10-07 07:36)
>ぶどうぱんさん
サイトの紹介ありがとうございました。15分間、たった今視聴してきました。
なんてわかりやすい、示唆に富んだスピーチであることよ。
私も、他人の意見に振り回されると 後でめためたに後悔する性格です。
自分の直感に従って決めたことは、たとえ失敗に終わっても、納得できますよね。
私なんか1年5ヶ月で辞めましたよ^^;その間、まさに周囲に振り回されて、心身ともに磨り減って、完全に自分を見失ってしまったんですが。
辞めたほうがいいと言ってくれる人は誰もいなかったけど、これ以上いたら私は自分自身を失ってしまうと思って・・・そうですよね、あれこそ私の直感だったのかも。私の場合は転職も失敗したのですが、でも、最初の職場はもっと早く辞めればよかったと思いこそすれ、辞めなきゃよかったとは一度も思ったことはないです。
カリグラフィ。実は私、ものすごーくやりたかった時があって。ほんとに習う寸前までいったんですが、子どもが3歳とか1歳とかの頃だったので、時間も場所もとれないとあきらめました。
今はカリグラフィフォントで印刷できる時代になっちゃいましたね。でも、いまだに興味はあったりします。私もはまったら没頭しそうです。
役に立たなくてもいいんだと思いますよ。ぶどうぱんさんという人間の深みになっているんですから。素敵です。
・・・お近くだったら教わりに行きたいぐらいです~。残念っ。
by ひろみか (2011-10-07 08:58)
小さいお子さんがいたら、、、やめておいて無難でした^_^;
始めは、インク瓶(!)並べて、細~いペン先をホルダーにはめて、薄い紙に練習、の世界ですから。
。。。レスは省略してくださいませね<(_ _)>。
by ぶどうぱん (2011-10-07 17:07)